はじめに|育児・介護休業法が改正されました
近年は共働き世帯の増加や少子高齢化が進み、仕事と育児・介護の両立が社会全体の課題となっています。
こうした背景を受け、育児や介護を理由に仕事を辞めることなく、安心して働き続けられる環境を整えるため、育児・介護休業法が改正されました。
2025年(令和7年)の改正では、
- 子育て中の従業員への支援
- 介護を行う従業員への支援
- 柔軟な働き方の推進
- 企業による制度の周知や意向確認
など、事業者が対応すべき内容が数多く盛り込まれています。
この記事では、2025年(令和7年)に施行された育児・介護休業法改正の概要と、香川県の事業者が押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
育児・介護休業法とは?
育児・介護休業法は、育児や介護を行う労働者が、仕事と家庭を両立できるようにするための法律です。
育児休業や介護休業だけでなく、
- 子の看護等休暇
- 短時間勤務制度
- 所定外労働の制限
- 介護休暇
などについても定められています。
企業には、法律に基づいた制度を整備し、従業員が利用できる環境を整えることが求められています。
法改正の目的
2025年(令和7年)の改正では、
- 男女ともに育児と仕事を両立できる職場づくり
- 育児を理由とした離職の防止
- 介護離職の防止
- 多様な働き方の実現
などを目的として制度の見直しが行われました。
特に、子どもが小さい時期の柔軟な働き方や、介護が必要になった際の支援が強化されています。
いつから施行されたの?
昨年の改正は、一度にすべて始まったわけではありません。
2025年4月施行の内容と、2025年10月施行の内容に分かれています。
主な改正ポイント
2025年(令和7年)の改正では、主に次のような内容が追加・見直しされています。
子の看護休暇の見直し
対象となる子どもの年齢が拡大されるほか、取得できる理由も見直されました。
柔軟な働き方を実現するための措置
3歳から小学校就学前までの子どもを養育する労働者について、事業主は複数の制度の中から措置を講じることが求められます。
個別の周知・意向確認
育児に関する制度について、対象となる労働者へ個別に制度を周知し、利用意向を確認することが求められる場面が増えました。
介護離職防止のための支援
介護休業制度についても、
- 制度の周知
- 雇用環境の整備
- 個別の意向確認
などが新たに求められています。
中小企業も対応が必要?
「大企業だけが対象なのでは?」
と思われる方もいらっしゃいますが、今回の改正の多くは企業規模に関係なく適用されます。
そのため、香川県内の中小企業や個人事業主であっても、内容を確認し、自社に必要な対応を進めることが大切です。
事業者は何を準備すればよい?
改正内容によって異なりますが、例えば、
- 就業規則の見直し
- 社内制度の確認
- 労働者への周知方法の整備
- 個別面談や意向確認の準備
- 管理職への制度周知
などが必要になる場合があります。
会社の状況によって対応内容は異なるため、早めに確認しておくことをおすすめします。
まとめ
2025年の育児・介護休業法改正では、育児と介護の両立支援をさらに充実させるため、企業に求められる対応が拡充されました。
特に、
- 柔軟な働き方への対応
- 子の看護等休暇の見直し
- 個別周知・意向確認
- 介護離職防止のための制度整備
などは、多くの事業者に関係する内容です。
法改正に適切に対応することで、従業員が安心して働ける職場づくりにつながるでしょう。
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